なぜ、輸入は利益の割に儲かっていない感覚に陥りやすいのか?

こんにちは、福島です(^^) さて、本日は輸入者が利益を上げても儲かった感覚を得にくい原因について会計的視点からお話したいと思います。 というのも、先日amazon輸入で月収10万円程度稼がれている方から 「利益は出ているのですが、それを仕入に回していてお金が手元に残っていないのですが、確定申告をしなければいけないですか?」といった内容のご質問をいただきました。 結論から言うと、副業でやられている方であれば年間20万円超の所得、専業であれば38円超の所得があれば確定申告を行う義務があります。 よって、月収10万円を稼がれているのであれば、年間で100万円超稼いでいる計算になり、各種控除項目はあるものの、確定申告義務がある可能性が高いです。 ただ、この質問者の方の心情としては、10万円利益が出ているものの、手元に現金が10万円増えている訳ではないので、儲かっている感じがせず、なぜさらに税金を払わなければいけないのかという事だと思います。 私も心情としてはもの凄く分かります。 しかし、これを会計的に考えてみると、利益として儲かった10万円は「現金」という資産ではなく、新たな仕入資金として使用した結果「在庫」という資産に置き換わってしまっただけなので、10万円儲かったという事実に変わりはありません。 会計的には、「現金」と「在庫」というのは共に資産を構成します。 よって、自分が儲かっているかどうかは、単純に現金(預金)残高だけを見るのではなく、輸入ビジネスをやっているならば、「現金(預金)残高+在庫金額」で計算してみましょう。 そうすると、先月は100万円だった合計残高が今月末には120万円になっていたという具合に、資産の増加を確認でき、現金(預金)残高だけを見るよりは儲かった感覚を味わえると思います! ただし、注意しなければいけないのは、税金を在庫で払う事はもちろんできないので、来年の2/16~3/15までの確定申告が近くなったら税額を現金で払えるよう、きっちり資金繰りを考えておきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。