年商と年収の違い 〜そして、手取額は?〜
こんにちは、福島です(^^)
気付けば、11月ももうすぐ終わりですね~。
12月になると、否応無しに1年を振り返る事になると思いますが、今年のビジネス成績はいかがだったでしょうか?
(もちろん、12月に過去最高利益を狙っているという人も多いと思います!)
この業界が他の業界と違うところの一つに自分の稼いでいる金額を積極的に「実績」というかたちで公開する人が多いという事があります。
世間一般で自分の給与の額を公開するというのは、よっぽどの物好きな人以外はいないですよね!?
そんな「実績」が多く出てきそうなこの業界の12月ですが、たまに「年商」と「年収」を勘違いされている方がいます。
これを勘違いすると、そういう実績情報を正しく把握する事ができないので、あいまいな方は是非この機会に使い分けられるようにしましょう!
例えば、
「年商1億円」、「年収1億円」すごいのはどっちだと思いますか?
常識的な話なので、当たり前と言えば当たり前ですが、答えは「年収1億円」です。
「年商」というのは、あくまで売上金額の事で、利益(年収)ではありません。
年商1億円のビジネスの利益率が20%だとすると、利益(年収)は2,000万円です。
よって、「年収(利益)1億円」の方がすごい事になります。
で、多くの場合はここで終了です。
ですが、現実は続きがあります。
そうです、ここから税金の話が出てきます。
上記の問いは簡単だったという人も多いと思います。
では、以下の問いに答えられますでしょうか?
個人事業主で年収(利益)1億円と会社で年収(利益)が1億円というのは、どちらが手元に残る金額が多いでしょう?
どうですか、分かりますか?
答えは、
会社で年収(利益)が1億円です。
理由はその税率にあります。
個人の場合には、年収1億円のときにかかる税金及び税率は以下の通りです。
所得税:40%
住民税:10%
事業税:5%
よって、合計の税率は55%となります。
一方、会社の場合に年収1億円のときにかかる税金は以下の通りです。
法人税
法人住民税
法人事業税
そして、これらはまとめて法人税等というかたちで決算書にのる事が多く、その税率は合わせて約40%です。
よって、個人及び会社で手元に残るお金はそれぞれ以下の通りであり、会社で年収(利益)が1億円という方が手元に残る金額が多いという事になります!
個人:1億円×(1-55%)=4,500万円
会社:1億円×(1-40%)=6,000万円
*なお、厳密に計算すると控除額などがあるため上記より手元に残る金額は多くなります。
ただ、会社にすると実はもっと手元に残る金額を多くする事ができます。
このような手元現金(資産)をどうやったらより多く残しておく事ができるのかという事も、今度発売予定の教材には詳しく書いています。
ネット業界も実績公開をこの「税引き後で公開する」というルールにしてくれれば、私ももっと稼いでいる人達の仲間入りができるのにな~なんて思ったりします。
(だって、それが一番重要ですよね!)