昨日、「楽して生きるの止めましょう」という記事を書きましたが、
これは、自分自身への戒めとしての意味合いも強いです。
私のように一人会社を経営している人は分かると思いますが、会社に行って同僚や上司などがいる訳ではないので、基本毎日何をやっても自由です。
仕事とプライベートの明確な境目もないです。
ゆえに、楽をしようと思えばいくらでも楽が出来ます。
が、楽をしようとした瞬間、成長が止まり稼げなくなります。
というのも、ビジネスも投資も外部環境、内部環境共に変化していくものなので、その変化に対応するような知識、技術、経験が必要です。
よって、やり続ける事での鍛錬が重要になってきますが、誰に咎められる事もないやってもやらなくてもいい状況だとついつい怠けがちになります。
そのため、自分で意識を高めてやり続ける必要があります。
会社に勤めていたり、会社を経営していても従業員の方がいるなどの場合には、他人の目があるので、やらなければいけない環境を作りやすいですが、一人会社の場合にはその目がないので、自分自身で戒める必要があるという事です。
ただ、ここで一つ注意なのが、目的と手段を混同しない事です。
稼ぐという事が目的であれば、この額を上げる事を追求する事で苦労をすべきですが、例えば物販であれば、発送や顧客対応などで物流会社やコールセンターなどに任せられるものがあれば任せるというのは別に楽をしているという事には入りません。
一人会社の場合は特に、自分の時間は限られるので、自分にしか出来ない作業に集中すべきで、全て自分でやろうとするというのは却って効率が落ちて、稼ぎの額も落ちてしまいます。
経理や税務業務などもそうで、自分で勉強して出来ない事はないと思いますが、そこにかける時間を含めた費用対効果を考えた場合には、外注した方がよいという場合もあります(簿記3級ぐらいの最低限の知識は持っていた方が経営には役立つと思いますが)。
というように、苦労すべきは自分にしか出来ない所で苦労すべきで、任せられるものは任せてスピード感を持って進むというのも時には重要です。
自分が1週間かけても出来ない事が、2、3時間で出来てしまうというその分野のプロはどの分野にもいるので、難しくて前に進まないという事は、誰かに頼むという選択肢を取る事は楽をしている訳ではなく、稼ぐという目的のための手段として最良であると考えます。
真面目な人ほど、全てを自分でやろうと考えがちですが、それで進捗が停滞しては意味がないので、そういう時は目的と手段を混同していないかという事を一度立ち止まってみて考えてみる事をお勧めします。